島根県立こころの医療センター

病院について

病院長あいさつ

こころに寄り添い健康を支える良質な精神科医療を提供します。

島根県立こころの医療センター
病院長 小林 孝文

当院は、前身の島根県立湖陵病院が昭和44年に開院した当初から、精神科救急・急性期治療はもとより、児童・思春期の精神疾患治療、退院促進や地域移行・定着支援、離島の診療支援、医療従事者の研修・教育など、常に先進的な試みを繰り返してきました。

平成20年2月に移転新築し、病院の名称を島根県立こころの医療センターと改称した後も、これまでの歴史・伝統に甘んじることなく、地域に開かれた、質の高い医療を提供することに加え、人としての尊厳を大切にし、一人ひとりのニーズに添った、安心と安全が実感できる医療を提供することを大きな目標として、その実現を目指して診療を行っています。

精神疾患が医療計画に記載すべき疾病に追加されたことを機に、当院でも、精神科救急・急性期治療(全般的な診療機能の向上)、児童思春期治療(専門的な領域の充実)、地域生活支援機能(地域との連携)などを診療活動の核としながら、病院としての総合力をさらに向上させるような体制整備に取り組みます。

また、保健・福祉あるいは一般医療などの分野とも、信頼に基づいた機能分化や連携を推進することで、地域全体の精神科医療にとどまらず、医療全体の質的向上にも寄与したいと考えています。

常に新たな役割を模索し、時代が求めるもの、地域が求めるものに応え、より安全で質の高い医療サービスを安定的に提供することができるよう、職員一同、誠意と使命感をもって努力を続けてまいります。