島根県立こころの医療センター

診療案内

リハビリについて

作業療法(OT)とは・・・?

こころとからだのリハビリテーション。
病気や障がいにより「生活のしづらさ」を抱える方々に対し、生活に関連した活動を行って、その人らしい生活を取り戻していくための治療プログラムです。

作業療法の目的は?

その方によって目的は様々です。
本人、ご家族、主治医、看護師、精神保健福祉士など、みんなで話し合い、利用を開始します。

心身機能の回復
  • 生活リズムをつける
  • 集中力をつける
  • 体力の回復
  • 自信の回復 など
人との関わりの練習
  • 集団の中で過ごせる
  • コミュニケーションの
    取り方を学ぶ
    など
生活に潤いを
  • ストレス対処方法、
    気分の発散をする
  • 余暇活動を見つける 
    など
社会復帰の準備
  • 家事動作の練習
  • 社会資源を知る
  • 就労準備をする 
    など

開催日は月~金曜日、活動時間は2時間となっています。
参加プログラムや回数は、目標・目的に合わせて、担当の作業療法士と相談して決めていきます。
なお、活動で使う材料の費用はかかりません。

作業療法室

個別療法室

プログラム紹介

表を横にスクロールできます。

活動時間
9:30~11:30 パラレルOT いきいき講座 フィットネス 小集団
パラレルOT
パラレルOT
小集団活動
13:00~15:00 歌の会
※隔週でカラオケ、音楽療法
出張講座 てんとう虫クラブ 季節のつどい 出張講座
外来パラレルOT

は外来患者さんの利用される時間です

いきいき講座(認知リハ)
クイズやゲームを通して、認知機能の維持・改善を目指します。
歌の会
カラオケを行い、気分転換や集団で過ごす練習をします。
音楽療法では講師の先生のもと音楽の持つ治療的・教育的・発達的な力を用いて、心身の健康の維持・回復・向上を目指します。
てんとう虫クラブ、
出張講座
体操やレクリエーションを行い転倒予防や心身機能、認知機能の維持、改善を目指します。
フィットネス
運動を通して運動不足の解消や気分転換、他者とのコミュニケーションスキル向上を目指します。
季節のつどい
季節の話題や創作活動を通じて生活のメリハリを感じ、認知機能の維持改善や、孤独感の解消を目指します。
パラレルOT
手芸や革細工などの個別活動を行いながら、自信の回復や集中力向上、また他者と場を共有する練習をします。
小集団活動
約2か月を1クールとし、退院後に必要な生活・対人スキルを少人数で学びます。

※基本的に集団活動ですが、個別で対応が必要な方は主治医と担当作業療法士が相談の上、対応します。

作業療法作品コーナー

作業療法のプログラムの中で制作した作品の中から、ピックアップして作品をご紹介いたします。

※これらの作品は利用者さんに了解を得て、掲載しています

作品名:ポーチ
<作者からのコメント>

やってみて楽しかった。縫うことはリラックス。大切なものを入れて買い物に行きたい。

<スタッフからコメント>

デザイン・設計から考え、時間をかけながら丁寧に作られました。願いについても力強く語って頂き、貴重な機会になりました。

作品名:革の小物入れポーチ
<作者からのポイント>

娘の20歳の誕生日用に作りました。気に入っている所は、幸せの4つ葉のクローバーを20個「永遠に幸せが続きますように」願いを込めたデザインで刻印した所です。

<スタッフからコメント>

イラスト案からポーチを作成されました。自分で工夫されて素敵なポーチに仕上がりました。

作業療法の流れ

作業療法を希望される方は、主に下記の流れに沿って開始が始まります。

入院患者さん

作業療法の見学
主治医の了解
作業療法開始

外来患者さん

<当院外来通院中の方>
作業療法の見学
主治医の了解
外来作業療法
開始
<他院通院中の方>
通院中の
医療相談窓口
当院相談員
による調整
作業療法見学
当院受診
外来作業療法
開始

作業療法についてのご質問、ご相談は病院スタッフまでお気軽にどうぞ。

島根県立こころの医療センター
リハビリテーション部門

住所:〒693-0032 島根県出雲市下古志町1574-4
電話:0853-30-0556(代)