概要
看護局理念
私たちは、倫理観を大切に、患者さん一人ひとりの人権を尊重し、その人らしい生活ができるように支援します。
看護局の方針
- 患者さんの人権を尊重し、共に考える看護を実践します。
- 患者さんの安全・安心・安楽を保障する看護を実践します。
- 地域と連携した看護を提供します。
- 私たちは「誇り・希望・喜び」がもてるよう、専門職として自己実現を目指します。
- 県立病院の健全経営に参画します。
令和5年度看護局目標
- 倫理的感受性を高め、患者さんの人権と尊厳を守ります。
- 患者さんとともに考える看護を実践します。
- チームワークを大切にし、専門性を発揮した看護を実践します。
- 専門職として継続した学習を行い、看護力の向上を図ります。
看護局長からのメッセージ

精神疾患が5大疾病に加えられ、精神疾患は身近なものになっています。精神障がいにも対応した地域包括ケアシステムが推進され、精神科医療、看護に対するニーズは拡大しています。私たちは、5つの病棟と外来、地域生活支援室等が連携し、患者さんのストレングス(強み)や生きづらさに着目し、その人らしい生活を送っていただけるよう支援をしています。
今年度は、患者さんの人権と尊厳を守るために職員の倫理的感受性を高めることを目標としました。看護実践の中での倫理課題に「気づき」、「語る」ことで組織風土の醸成を図りたいと考えます。また、患者さん、ご家族との対話を大切にし、信頼関係を築き、共に考える看護の実践を目指しています。
看護職員が精神科看護にやりがいを感じ、いきいきと仕事ができるよう支援をしています。心理的安全性を大切にしつつ、看護の専門性を発揮して質の高い看護が提供できるよう取り組んで参ります。
看護職員勤務体制
3交代
固定チームナーシング方式・受持看護師制
日勤:8時30分~17時15分
早出:7時45分~16時30分
遅出:10時~18時45分(若松病棟は11時15分~20時)
準夜:16時30分~1時15分
深夜:0時30分~9時15分
看護局組織図

看護局委員会

職員教育
看護局教育理念
専門職業人として科学的、創造的、かつ主体的に質の高い看護が実践できるよう、それぞれの成長期に応じた教育を行う。
<育成する看護師像>
- 病態を含めた対象理解ができ、対象がその人らしい生活をおくるための看護を実践できる看護職
- 患者の尊厳を守るための感性をみがき、自分の考えを表現できる看護職
- キャリアに応じた組織の変革・発展に必要な専門的能力・対人関係力・概念化能力を備えた看護師
- 精神障がい者が地域で自立した療養生活を実現・継続できるよう、地域に目を向けた看護を実践できる看護職

対象別研修プログラム

キャリアアップ研修の様子
対象 | 看護師経験があり、こころの医療センターに入職、転勤してきた看護師 |
---|---|
内容 |
|

新規採用者研修でのグループワーク

薬剤師による抗精神病薬の研修会
新人研修
卒後1年目教育計画

新規採用者・異動者研修

4月3日~17日の期間(7日間)
令和5年度新規採用者・異動者研修を多職種合同で実施しました。

「多職種連携」では地域生活支援室や心理室の役割を学びました。

「行動制限最小化」では患者さんの立場になって演習することで沢山の学びがありました。

「救命処置」では身体的、精神的変化の兆候察知や緊急時の応援要請についてシミュレーションしました。

「看護手順」では注射や点滴についてモデルを使って練習しました。

「SST(社会生活技能訓練)」ではロールプレイを通して体験的にイメージしていきました。

「CVPPP(包括的暴力防止プログラム)」ではリスクアセスメントや関係構築の大切さを学びました。

「看護記録」では電子カルテの操作しながら確認していきました。

「倫理」では事例を通してモヤモヤを語り合いました。
その他にも「多職種チーム医療の重要性」「精神科看護師として必要な基本姿勢と態度」「精神科看護」「精神科疾患概論」「医療安全・院内感染防止」「精神科災害看護」「精神保健福祉法」など様々なテーマで、たくさんの講師の先生や先輩職員と交流し、多くの知識や技術・態度を学ぶことが出来ました。