リハビリテーション部門
リハビリテーション部門について
入院早期から介入、外来患者さんには地域生活でのニーズに合わせて介入をしています。
入院早期では活動に参加することで生活リズムを整えることや、現実的な活動に触れる機会を提供しています。また、多職種と連携してアセスメントの上、疾病教育を行い、支援者や関係機関と共有できるようクライシスプランも作成しています。
回復期から維持期の患者さんには、活動を通して作業能力や自信の再獲得していくことや、集団の特性を用いて、他者との関りの中で社会性を高めていくことなどを目的に実施しています。
外来患者さんにはニーズに合わせて、認知リハビリテーションを実施しています(詳細は特徴あるプログラムを参照)。
スタッフは作業療法士6名(1名は医療観察法専従)、看護師1名、外来・入院作業療法を実施しています。
現在、感染症対策として、入院・外来患者さんの時間を分けるなどの対策を行っています。
作業療法室
個別療法室
特徴あるプログラムの紹介
医師の指示の元、以下のプログラムを実施しています。興味ある方は外来看護師、医療相談へご相談ください。
D-MCT(うつ病のためのメタ認知トレーニング)
メタとはギリシャ語で「~について」という意味があるため、「考えについて考える」ということになります。うつ病の患者さんの多くは特徴的な思考パターンがあり、それにより気持ちが落ち込んでしまいがちです。陥りやすい思考や、よくみられる症状について、パワーポイントの資料を見ながら学んでいき、気持ちの落ち込みを和らげることを目的に行っています。
※詳しくはチラシを確認ください
NEAR
認知機能リハビリテーションって何?
認知機能とは注意、記憶、問題解決など日常生活をしていく上での基礎となる力です。この機能はうつや統合失調症などの精神疾患により低下することがあると言われています。NEARとは、この基礎的な能力を高めるプログラムです。例えば、スポーツ(生活)が上手くなるための筋トレ(基礎体力の向上)と同じようなイメージです。
※詳しくはチラシを確認ください
<NEAR特定臨床研究を実施しています>
認知リハビリテーション(NEAR)を用いて薬物の効果を比較する特定臨床研究が始まりました。
NEAR特定臨床研究に関するお問い合わせは、地域生活支援室までお願いします。
※詳しくはチラシを確認ください
NEARは参加人数に制限があり、待機いただく場合があります。認知リハビリテーションはデイケアプログラムとの併用により効果が発揮されます。希望の方は、デイケアプログラムへの参加をおすすめしています。
保有資格と所属学会について
所属学会など
日本作業療法士協会、島根県作業療法士会、MCT-J、日本司法作業療法学会、CEPD研究会、クラプラネット、日本うつ作業療法研究会、日本精神障害リハビリテーション学会、箱づくり法研究会
保有資格など
- 認知矯正療法士
- MCT-J主催メタ認知トレーニングワークショップ受講(MCT)、うつ病のためのメタ認知トレーニング(D-MCT)ワークショップレベル1・レベル2受講
- VCAT-J研修受講
- 介護支援専門員